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西嶋投手が甲子園で投げた超スローボールの反響

東海大四高の西嶋亮太投手の超スローボールは「世の中を舐めている」という岩佐フジテレビ元アナのツイッター発言で袋叩きに合っている。

今年の夏の全国高校野球に出場している東海大四高の西嶋亮太投手の投げる高い山なりの「超スローボール」。
まさに消える魔球なのだが、高校野球や西嶋投手のファンからは元アナのツイッターへの批判が収まる様子は見えないようだ。

この西嶋投手の超スローボールは甲子園大会開催前から注目の的になっていた。
身長168センチ、59キロという体から投じられる球は指を離れたとたんにテレビ画面から見えなくなる。
かなり上方向に高く投げられ、山なりの放物線を描いてキャッチャーミットに収まるという、まさに「消える魔球」なのだ。

その球がテレビ画面に再び現れたときには、キャッチャーミットに吸い込まれていくというボールだ。

球速がどれくらいの速さなのかは甲子園では90キロ以下のスピードは計測していないためは表示されない。

西嶋投手本人は、インタビューで「58キロくらい」と語ったことがあるという。

阪神藤浪投手も超スローボールを投げていた

2013年のオールスターでも阪神の藤浪投手が日ハムの中田に超スローボールを投げて乱闘寸前になったことがあった。

これは、試合後に同じチームの西岡選手からの命令があったと明かしたが、あわてて中田をなだめに行く谷繁と笑う黒幕西岡が印象的だった。

同じ第3戦で横浜の三浦投手が超スローボールを投げていたこともあり、オールスターというお祭りゲームでのシーンであるからいいとしても、公式戦での超スローボールの使い方には賛否があるようだ。

実際には、多田野の超スローボール、中日にいた今中のスローカーブもあれだけ遅いのに打てませんでしたから、球種のひとつととらえる見方もある。

超スローボールは、バッターにとってはどうしても力が入りすぎるため、逆にボテボテの内野ゴロになりやすく、いつ投げてくるのか読みにくい上、タイミングを図るにもスローボールと言うのは難しい。

藤浪、中田に超スローボール

三浦大輔投手の超スローカーブ投球

超スローボール投げてホームラン打たれた投手

超スローボールではなかったが、1981年7月19日の平和台球場で西武の永射保が日本ハムの柏原に投げた敬遠の球をホームランされた例がある。

「超」までは行ってなかったが、敬遠球で山なりのスローボールであったことは確かだ。

そののちに阪神タイガースで指導する新庄剛志が敬遠球をホームランを打っている。

ただ、超スローボールを実際打ちに行くシーンはめったに見ないので、意外にスローボールはプロ相手でも通用するといってもいいようである。

多田野数人の超スローボール魔球「スカイツリーボール」