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野人・岡野GMが漁師に転職か? J2復帰目指すガイナーレ鳥取が補強費募る新プロジェクト

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元サッカー日本代表の「野人」こと岡野GMが漁師になると評判だ。

今季J3に降格したが。このほどJ2復帰目指す鳥取が補強費募る新プロジェクトを発表した。

この「野人と漁師のツートッププロジェクト」を始動させたのが、岡野GMである。

今季からスタートしたJ3リーグに所属するガイナーレ鳥取は、1位で終了し1年でのJ2復帰を目指している。

しかし、柱となる選手不足で苦戦している。

そこで、5月30日、「野人と漁師のツートッププロジェクト」を開始すると発表した。

ガイナーレ鳥取は今シーズンから元日本代表の岡野雅行氏がGMに就任した。

就任には賛否両論があったが、マネージャーとしての手腕はともかく、岡野が前面に出てアピールすることは広告効果は高い。
ガイナーレ鳥取は予算不足でも苦しんでいるが、岡野が広告塔のトップを走っていることは、集客効果も生んでいる。

彼は、ピッチの外でも「野人魂」で走り続けていることは、評価したい。

ガイナーレ鳥取プロジェクトとは?

このプロジェクトは、チーム強化費の確保に奔走する岡野GMが提案した。

きっかけは、今年3月に鳥取県有数の漁港である境港を訪れた際、「選手獲得資金はないけど、うまい魚だったらいっぱいある」との声を聴き、立案したという。

ガイナーレ鳥取のある鳥取市は「ふるさと納税」でも多くの税金を獲得している例もある。

「ダメでもともとやってみよう!」と、境港水産物直売センターの人々が岡野GMとタッグを組み、「野人と漁師のツートップ」が誕生した形である。

今回の野人の野望だが、ガイナーレ鳥取プロジェクトは、1口5000円の寄付を広く募り、2口以上寄付をした人には、境港産の海産物を贈るというもの。

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まさに「ふるさと納税」の主力選手獲得作戦版だ。

実に面白い。

2口以上寄付をした人には、干物詰め合わせや紅ズワイガニ、西京づけの詰め合わせなどが贈られる。

受付期間は5月30日から6月30日まで。

申し込みはガイナーレ鳥取オフィシャルグッズショップオンライン 「GOGS ONLINE(http://www.gogs.jp/)」もしくは、鳥取のホームゲーム会場で申込み可能となっている。

今回のプロジェクトで集まった寄付金は、GMとしてチームを強化するために空き番号となっている背番号10を背負える選手の補強に充てられる。

岡野GMのコメント通り、7月の公式戦デビューの予定だ。

この企画で募金がいくら集まるのかも興味があるが、どんな選手がやってくるのか、期待していいだろう。

この基金で剰余が出た場合には、練習環境整備などトップチーム強化費に活用される。

野人・岡野のチャレンジはまだ始まったばかりだ。

ガイナーレ鳥取も、今季J3で優勝して1年でJ2復帰し、さらにはJ1へと活躍してほしいものである。