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FC岐阜のJリーグ昇格への課題について

FC岐阜のJリーグ昇格に関してはさまざまな課題が残されているが、その最も大きなハードルが「ホームスタジアム」をいかに確保するかである。
FC岐阜は、2007年現在、長良川球技メドウを主に使用しているのであるが、長良川球技メドウの収容人数は3,560人である。
それに対し、Jリーグが定める規定によると、
・収容人数:10,000人以上
・最低メイン、バックスタンドは個人席またはベンチシート
・ただし芝生席は観客席とみなされない
など、長良川球技メドウではJリーグ昇格する力があったとしても、FC岐阜は簡単には昇格はできない。
なので、FC岐阜の関係者によると、かつて名古屋グランパスエイトの準ホームスタジアムとして使用されていた長良川陸上競技場(31,000人収容、バックスタンド上部のみ芝生席)を使用するなどの選択肢が検討されている。
FC岐阜は、2007年度は長良川陸上競技場(13試合開催予定)がメイン会場で、他に長良川球技メドウ、大垣市浅中公園総合グラウンド、中津川公園競技場でも行う予定となっている。
FC岐阜は、2007年1月、Jリーグ準加盟申請を行うが常勤役員1名、常勤スタッフ2名の確保の条項を満たしておらず継続審議となったが、同年3月に行われた再審議の結果、「経営基盤の強化」という条件付で準加盟が承認された。
その後2007年8月末までに経営の改善を求め、ヒアリング審査を行った上で、9月に正式な準加盟承認を目指すとしたが、Jリーグがそれを見送り、12月まで猶予することになった。
GM第一人者とも言われる元サンフレッチェ広島総監督今西和男氏が、2005年から顧問としてチーム運営に携わっていて、2007年1月GMに就任した。
6月21日にJFL第17節から、戸塚哲也監督に代わって松永英機ヘッドコーチがチームの指揮を執ることになり、現在に至っている。
このように、FC岐阜のJリーグ昇格への課題はまだまだ大きいといえるが、FC岐阜のJリーグ昇格めざして応援していきたい。