ヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーと関連して、3つの宝石についてのこぼれ話があります。
ヴィヴィアンウエストウッドなどでもアクセサリーを語るうえで避けては通れない宝石についてのこぼれ話を紹介したいと思います。
その1 ルビーは紅玉?
その2 謎のダイヤ
その3 不思議なアレキサンドライト
皆さんご存じの『シャーロック・ホームズ』に『青い紅玉』という作品があります。
これは一般に『あおいルビー』と言われていますが……実はルビーはコランダムという酸化アルミニウムの結晶で、コランダム自体は無色透明なのですが、不純物が混ざることで色がつき、赤いものを特にルビーと呼ぶのだそうです。
で、ヴィヴィアンウエストウッドでは青いものはなんと呼ぶか?と申しますと、サファイアと呼びます。
そうです。
ヴィヴィアンウエストウッドで販売されているものも、ルビーとサファイアはほとんど同じ鉱物なのですね。
ですから、ヴィヴィアンウエストウッドのルビーが青かったらサファイアなのです。
つまり、『あおいルビー』というのは誤訳です。
正しくは『あおいガーネット』なのです。
ところで、ガーネットとはなんでしょう?
ガーネットとはヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーの中でも1月の誕生石で、濃い赤が特徴的な宝石です。
ちなみに、ヴィヴィアンウエストウッドでは青以外のほとんどの色があるそうです。
いいかえると、ヴィヴィアンウエストウッドの青いガーネットは青い薔薇以上に珍しいのです。
余談ですが、自然界に色の三原色・赤・青・黄の3つの色を持つ花は存在しないそうです。
青い薔薇は遺伝子操作によって生まれたそうです。
ちなみに、どうしてヴィヴィアンウエストウッドではルビーとガーネットを取り違える誤訳が生じたのでしょうか?
推測に過ぎませんが、コランダムのことを鋼玉と呼び、赤い色が有名な(昔は護符がわりにも使われたそうです)ガーネットを紅玉と呼ぶので、そのためではないかと思われます。
両方とも発音すれば『こうぎょく』ですからね。
もしくは、日本ではあまりなじみのないガーネットを意図的にルビーに変えた……という可能性もあります。
ヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーでも人気があるのが、4月の誕生石・ダイヤモンド。
ダイヤモンドといえば、言うまでもなく地球上で自然に存在する一番硬い鉱物ですね。
その硬いダイヤモンドも木炭と同じく、炭素で出来ているのも言うまでもありません。
そのヴィヴィアンウエストウッドのダイヤモンドのなかには『ミステリーダイヤ』というものがあります。
ちなみに、ヴィヴィアンウエストウッドの商品名ではありません。
漫画で得た知識なので、本当にそんなものがあるのか半信半疑だったのですが、どうやら本当にあるらしいです。
どんな種類なのか?と聞かれると困ってしまいます。
ヴィヴィアンウエストウッドの商品の種類じゃないからです。
ダイヤモンドには4つのCがある、とよく言われます。
4つのC、つまりカラット、クラリティ、カラー、カットです。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、1つめのC、カラットとは要するに重さです。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、昔はまちまちだったのですが、1906年から全世界で1カラットは0.2グラムになりました。
2つめのC、クラリティとは透明度です。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、その段階は10に分けられていますが、その他にもキズとか混ざりものとかの記載が鑑定書にはあるそうです。
3つめのC、カラーは色ですが、単なる色ではなく蛍光色も要素に含まれているそうです。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、当然、色がついていないほうがいいのですが、ブルー・グリーン・ピンクなどの色だと価値が高くなる場合もあります。
4つめのC、カットは削り方(乱暴な言い方ですが)です。
ヴィヴィアンウエストウッドによると、二つの要素があり、均整がとれているかどうか、とカットの仕上がりです。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、ミステリーダイヤというのは歴史のある一時期しか在りかが判らないダイヤモンドのことです。
つまり、記録も写真も残っていて、実在したのは間違いないのにどこに行ったか判らず、どこから産出したのかも判らないダイヤのことです。
ヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーでも注目されていました。
あまり小さくて美しくないダイヤではそんなことはないから、4つのCもまるで関係ない訳ではありません
が、世界最大級のダイヤ『アフリカの星』がどこに消えたか判らない、なんて事はいまのところないので4つのCは充分条件ではあっても必要条件ではないですね。
ヴィヴィアンウエストウッドでも同じようなことがいわれていました。
これはどうもダイヤモンドだけらしくて、他の宝石……例えば、ミステリー真珠とかミステリーエメラルドというのはあまり聞きません。
ヴィヴィアンウエストウッドで検索かけても出てきませんでしたし、まず無い、と思っていいかと思います。
余談ですが、ヴィヴィアンウエストウッドだけでなくても、実際はダイヤモンドではないのにダイヤモンドと名が付いている宝石はたくさんあります。
1つの例として『ブラジリアン・ダイヤモンド』というのがあります。
『ブラジリアン』とついているから、知らない人はてっきりブラジル産のダイヤモンドかと思ってしまいますが、実はさにあらず。
ブラジルでとれた水晶をこういって売っているそうです。
ちなみに、ブラジル産のダイヤモンドはただ単に『ダイヤモンド』と呼ぶそうです。
まあ、はっきり言えば『ごまかし』な訳です。
これからヴィヴィアンウエストウッドを購入しようと思っている方、ご用心をお薦めします。
ヴィヴィアンウエストウッドでも、希少価値の高い宝石の中に……宝石というのは大概、希少価値が高いのですが、それは置いといて、……アレキサンドライトという石があります。
昔、少女漫画で同名のものがありました。
それはともかくとして、昔の推理クイズの類いにはよくこの宝石が題材となっていました。
まあ、宝石というのは『月長石』の昔からよく推理モノの題材になりやすいんですが、アレキサンドライトはその珍しい性質のせいでよくネタに使われていたようです。
その珍しい性質とはなにか?といいますと……。
なんと、ヴィヴィアンウエストウッドでも、アレキサンドライトは光源の種類によって色が変るのです。
ヴィヴィアンウエストウッドは、太陽光や蛍光燈の下では濃い緑に、そして白熱電球や蝋燭の炎に照らされると赤く輝くのだそうです。
残念ながら、ヴィヴィアンウエストウッドでも希少性が高いのでまだ本物を見たことはないのですが、写真では確かに色が変化しています。
ダイヤにも実は『カメレオン・ダイヤ』といって、光原の違いによって色が変るダイヤもあるそうですが、さすがにヴィヴィアンウエストウッドでも、ここまで劇的には変らないでしょう。
余談ですが、アレキサンドライト、という名前から、てっきりアレキサンダー大王にちなんだ名前かと思っていましたが、実はそうではなかったんです。
発見されたロシアで皇帝に献上されたのが4月29日で、その日がたまたま皇太子アレキサンドル二世の12歳の誕生日だった……ということに由来するとか……ものは調べてみなければわからないものです。
ヴィヴィアンウエストウッドでも関係のある宝石にちなんだ、とりとめのない話を紹介してきましたが……
最後に1つ。
どこかの有名ブランド(ヴィヴィアンウエストウッドではありません!)では本物(天然)の宝石は使わず、必ず模造宝石をアクセサリーに使用するそうです。
ファッションへのポリシーに由来するのだそうですが、なかなか出来ないことですね。