ガソリンカードといってもピンからキリまでありますが、ガソリンカードの比較検討における考え方は以下のとおりです。
ガソリンカードを選択する際に見かけ上のメリットにとらわれると充分な恩恵を得られない場合があります。
まず自分の利用環境を良く理解し、自分自身がガソリンカードにどのような恩恵を期待しているのかガソリンカードの特徴を比較検討した上で選択するのが賢い方法です。
ガソリンカードの機能には以下のものがあります
1.ガソリン代の直接割引 給油をガソリンカードで支払った場合に、一律通常価格から割引をしてくれるシステムです。
2.キャッシュバック 給油量の多い人に還元率を高くするサービスシステムです。
3.ポイントサービス クレジットカードを利用すればするほどポイントがたまることで年会費以上のメリットを得られるシステムです。
4.ETC機能(付帯サービス) ほとんどのガソリンカードに付帯されているサービスであり、無料発行、年会費無料のものが多いです。
5.ロードサービス機能(付帯サービス) 無料のものでも有料とほぼ同じシステムを持ったガソリンカードもあります。
ガソリンカードのサービスシステムは多様化しており、普段どのようなスタイルでガソリンカードを利用するかで得られるメリットはずいぶん変わってきます。
ガソリンカード各社ともユーザー獲得あるいは囲い込みで競争が激化しており、他社との差別化を図るため以下のような工夫が見られます。
1.入会特典を設定する 通常のガソリン値引き以外に、入会後の期間を限定して大幅なガソリン代の値引きに繋がるサービス等を展開する。
2.柱となるサービスシステムを多数設定する ガソリン代の割引以外にキャッシュバック、ポイント還元サービスを設定し、機能の豊富さを訴える。
3.ETCやロードサービスなどの付帯サービスをサービスの中心に配置 ガソリン代の割引やキャッシュバックなどの規定路線をそれなりに抑えながらも、ETCやロードサービスなどの付帯サービスを機能の中心的ポジションに配置し訴求方法を見直す。
一般のクレジットカードの中でもガソリンカードと同等にキャッシュバックやポイント還元の機能、更にガソリン割引で特定の系列のガソリンスタンドに限定されないなどカーライフカードとして懐の広いサービスを展開しているカードもあります。
ガソリンカードの年会費の形態には以下のものがあります
1.永年無料
2.入会初年度は無料だが次年度以降有料
3.年1回以上のカード利用があれば次年度も無料
以上においてどれがベストな選択かは一概にいえませんが、各社とも初年度の年会費はほとんどが無料なので無料期間中にサービス内容を見極めた上で、次年度も継続するか解約するかを判断することができます。
そして実際に利用した際にメリットが実感できるカードこそベストなあるいはベターなガソリンカードと判断できるわけです。
年会費無料のクレジットカード
初めてクレジットカードを作ろうという人は、年会費無料のクレジットカードを選ぶといいと思います。
年会費無料のクレジットカードは、ガソリンスタンド系の会社が発行しているガソリンカードとクレジットカード会社系ガソリンカードがあります。
ガソリンスタンド系カードの方は、その会社それぞれで独自の特典がいろいろとありますが、しかし、ガソリンスタンド系カードはそのガソリンスタンド会社で しか使えません。
それに比べてクレジット会社系のガソリンカードはどこの系列のガソリンスタンドでも使えますし、またガソリンの給油だけではなく他の買い物や食事、旅行な ど色んなことにカードを利用しても使った合計額に対するポイントがガソリン代に反映されるキャッシュバック方式がとられていることもあるので、クレジット カードのヘビーユーザーの人にはこちらが向いているかもしれません。
年会費無料のクレジットカードで利用できないサービスとしては、年会費がかかるクレジットカードでは利用できる海外旅行保険が付いていない場合があるので すが、海外旅行保険が付いていなくても海外旅行に行かない人には問題ありませんし、年会費無料のクレジットカードでも海外旅行保険の付いているカードもあ るので、クレジットカードの海外旅行保険を利用したい人は海外旅行保険の付いた年会費無料のクレジットカードをサブ
カードとして持っていれば問題ありません。
年会費無料のクレジットカードは、買い物で得をするクレジットカー ドのように、特定のお店での利用では還元率は高いけど、特定のお店以外のカードの利用では普通のクレジットカードと還元率が変わらないカードに比べて、どこでカードを利用してもポイントの還元率が変わらないので、初めてクレジットカードを作ろうという人や、カードを使い分けたりするのは面倒という人にオス スメだと思います。